小児科医会について

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ごあいさつ

「こどもまんなか社会」をめざして

兵庫県小児科医会会長
藤田 位

令和4・5年度の会長を務めます藤田です。就任にあたり、一言ご挨拶申し上げます。
2023年4月に内閣府の外局として「こども家庭庁」の設置が決定いたしました。いよいよ「こどもまんなか社会」の到来です。これからの小児医療は従来までの急性期医療中心の診療だけでなく、総合的な医療保健活動を展開していかねばなりません。予防接種や健診の機会を利用して保護者や子どもとの関係性を深め、小児科医療機関が子どもと保護者の安心・安全の基地となる、いわゆる地域総合小児医療(Community Pediatrics)を実践すべきだと考えられています。

そして、この総合小児医療を行うのが地域総合小児医療認定医です。この制度をさらに社会的に認知していただくために、より多くの小児科医が認定医となることが必要です。日本小児科医会としても、今春から地域総合小児医療の推進に大きく舵を切りました。

日本小児科医会の地域総合小児医療検討委員会に、兵庫県から辰己副会長とともに私も参加しています。今後兵庫県が小児医療のメッカになるといっても過言ではありません。そのためにも兵庫県小児科医会の会員は地域小児医療認定医の資格を所得され、来たるべき「こどもまんなか社会」に備えていただきたいと考えています。少子化社会における小児医療は今までとは変わっていくのが当たり前です。地域総合小児医療を担う我々こそが変化の中心になるという気概を持って、子どもたちに接していただきたいと思います。「子どもたちが安心して生活できる県・兵庫」を目指して、がんばりましょう。

子育て中の皆様、兵庫県小児科医会は、兵庫県の子どもたちそして保護者の方が安心して住める街を目指して日々研鑽しています。子育てや病気のことで困ったことがあれば、いつでもご相談ください。小児科医はあなたのすぐそばでいつでも待っています。

2022年8月