小児科医会について

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ごあいさつ

会長のご挨拶

兵庫県小児科医会会長
辰己 和人

2024年4月、兵庫県小児科医会第8代会長を拝命しました。どうぞよろしくお願い申し上げます。

兵庫県小児科医会(医会)は昨年40周年という節目を迎えました。改めて会則をみますと「本会は、日本小児科学会兵庫県地方会と表裏一体となり、重ねて社団法人日本小児科医会兵庫県支部を兼ね、小児科学の研鑽、小児医療の向上、小児の健康と福祉の増進に寄与し、小児科医の当面する諸問題の解決をはかり、併せて会員相互の親睦を深めることを目的とする。」と記されています。現在地方会役員会には医会員も出席し、また、医会理事会には兵庫医科大学、神戸大学医学部より理事を迎えております。また地方会と協働で査読制度を設け、学術論文を医会報に掲載するなど大変密接に繋がっています。日本小児科医会におきましても理事、委員を推薦し活動しております。「小児科学の研鑽、小児医療の向上、小児の健康と福祉の増進に寄与」では、小児医学講座の開催、各委員会において調査・研究を活発に行い、結果を学会発表やホームページを通じて一般の方々にも情報発信をしています。また地方会、兵庫県小児保健協会とともに兵庫県と年1回「兵庫県の小児医療に関する懇談会」を開催し小児の健康と福祉について懇談を行っています。これらは今後も継続発展させていきたいと考えております。

一方、「小児科医の当面する諸問題」については取り組みを強化しなければならないと考えています。勤務医委員会では医師の働き方改革に伴う諸問題、若手小児科勤務医への支援などについて検討されていますが、開業医会員のこういった問題への関心が不十分かも知れません。開業医にも諸問題がありますので勤務医と開業医の情報交換と連携が必要です。「会員相互の親睦」についてはコロナ禍以降、各講演会もWEB開催が増え、お互いに顔を見る機会が少なくなっています。しかしWEB講演会は利点も多く元に戻るのは難しいかも知れません。せめて年1回の総会、年2回の医学講座には現地へ足をお運びください。

さて、2025年6月14日(土)15日(日)当医会は藤田名誉会長を会頭に神戸国際会議場にて第36回日本小児科医会総会フォーラムを共催します。メインテーマは「What is biopsychosocial well-being? ~こどもまんなかをめざして~」です。現在会員の皆様のお役に立つプログラム、そして市民の方にも参加していただく市民公開講座も企画中です。ぜひご支援、ご参加いただきますようお願い申し上げます。

2024年6月