子宮頸がんの発症を予防するために
HPVワクチンについて~無料のキャッチアップ接種がまもなく終了します~
子宮頸がんは若い女性に増えています。特に20代から30代の女性においては、発症するすべてのがんの中で第1位となっています。
日本でも、毎年1万人以上の女性が子宮頸がんと診断され、年間約3,000人が子宮頸がんによって命を失っています。
子宮頸がんはHPVワクチンを接種することで予防が可能です。
小学校6年生から27歳くらいまでの平成9年4月2日生まれ以降の女性は、現在、子宮頸がんなどを予防するHPVワクチンを公費で(無料で)接種できます。
しかし2025年の4月からは、小学6年生から高校1年生までしか無料で接種できなくなります。ちなみに、無料期間が過ぎたら、HPVワクチンは1回約3万円で、3回接種するので合計約9万円かかります。
現在、高校1年生からキャッチアップ対象の27歳(平成9年4月2日生まれ以降)までの女性の中で、ちょっとでも子宮頸がんの予防について気になっている方がいたら、できるだけ早くかかりつけの医師にご相談ください。
医師から話を聞いて、やっぱり受けないという選択をしても大丈夫です。一番良くないのは、話も聞かずになんとなく怖いからなどの理由で予防接種をしないことです。
HPVワクチンを完了させるために、1回目接種から6ヶ月かかります。
1回目は、8月までにすると安心です。9月にしたらぎりぎりです。
無料で受けられるチャンスは、あと少しです!!
先程も書きましたが、無料期間が過ぎたら、HPVワクチンは1回約3万円で、3回接種するので合計約9万円かかります。
小児科でも産婦人科でも相談しやすい医療機関に相談してください。
兵庫県小児科医会では、子宮頚がんで苦しむ女性を少しでも減らしたいと考えております。
以下のリンクも参考にしてください。